居場所をください。




3日後ー


私は第一高校へ来た。


「美鈴ー!」


「夏音~。久しぶりだね。」


今日は文化祭のことや雑誌の事のお願いに来たのだ。


「あのね、瑠樹くんから聞いて、

私もうお願いしたよ!瑠樹くんから!

先生たち、全部構わないって!」


「え、うそ!

雑誌の仕事もしていいの?ここで?

制服の着崩しとか企画来てもいいの?」


「うん、ダメとは言わなかったよ?

美鈴ってそこまで校則違反してたわけじゃないし、

別に構わないんじゃない?


とりあえず職員室行こ!

瑠樹くん待ってるし!」


それにしても夏音と高橋

あい変わらず仲いいんだね。


もう付き合って1年か。

なんだかあっという間だな~。


「貴也くんからは連絡ない?」


「うん、ないよ。

私だけ着信拒否みたいだし

もう私のことなんて忘れてたりして。」


貴也がいなくなってから

1度だけスープを届けてくれただけ。


たったそれだけ。


……………仕方ないけどね。