「ま、あと１ヶ月以上あるわけだし
自分磨きして、小林くんに意識してもらおう！」
「えぇ！なんで告白大会出ることになってるの！」
「栞奈が出てくるなら告白大会なしにして
私のMC中にサプライズ公開告白にする予定なの。
だから栞奈にはぜひ出てほしいんだよね。」
「……………美鈴ちゃんもいてくれる？」
「当たり前じゃん！
一番におめでとう言うし！」
「…じゃあ、フラれたときも
一番になぐさめてね？」
「出る！？」
「だって、どうせ告白するなら
美鈴ちゃんいてくれた方が心強いもん。」
「うん！さすが栞奈！
よし、早速高橋に報告しよーっと。」
スマホスマホ～。
「美鈴ちゃんはさ、毎日何に気を付けてる？」
「自分磨き系で？」
「うん。」
「んー、まぁ太らないことが一番。
食べるものも、運動も気を付けてるよ。
テレビの収録しかない日とかは
会社のトレーニングルーム行くし
腹筋も毎日300回以上してるしね。
といっても全部指示されてやってることだけどね。
髪の毛のケアをしっかりしろ、とか
肌のケアをしっかりしろ、とか。
若い頃からしっかりやらないと
40歳くらいから一気に劣化するから、と。
あとは毎日ヒール履けって言われてる。
歩き方を気を付けろとも言われてるし
体も柔らかくしとけとか……………
まぁさっきのマネージャーに言われてること
全部やってるだけかな。」
「それ全部！？」
「うん。まぁ観られる仕事だから
仕方ないけどね。
女子力が低い、とはかなり言われるけど。」
「それ全部やってたらかなり高いと思うけど…」
「まぁ鬼だから、あの人。」
