居場所をください。




「私たちって友達だよね?」


「じゃねーの?」


「そっか、よかった。」


私の思い込みだったらどうしようかと思ったよ。


「そーだ、これやる。」


「なにこれ。」


「俺の舞台のチケット。

握手会来た子と来れば。」


「へー、ありがと。

絶対喜ぶよ。」


スケジュールあうといいな。

明日確認してみよーっと。


「私いけなかったら、あの握手会きた男の子にあげてもいい?」


「いーよ。」


「主演?」


「いや。主役の子供。」


「へー。でも楽しみ。

レッスン早く終わる日だと良いな。」