居場所をください。




「じゃあ私、栞奈に言ってくる!

きっと今すごく不安になってると思うから。」


「私もいくわ。」


ママは大きくなった優輝くんを抱いたまま

私と一緒にリビングへ向かった。


そこにはいつの間にか子供たちはいなくて

岳人たち5人と藍子、栞奈

それと和也と…女の子を性欲解消に使ってた

陽介(ようすけ)と龍生(たつき)。


「これだけ?」


「そうみたい。」


私は栞奈のとなりに言って、

藍子に聞いた。


「栞奈、ママね、ちゃんと対処してくれるって。

業者に言って、隔離してもらうって。

だから大丈夫だよ。」


「ほんと?」


「うん!

とりあえず今日は藍子の部屋で寝な?

藍子一人だし、心強いでしょ。

なんだかやけに頼りになる彼氏つきだし?」


「藍子ちゃん、いいの?」


「いいよ。

一人不安でしょ?しかもあんな奥じゃ。」


「ありがとう…」