居場所をください。




「栞奈~。」


「やっ…美鈴ちゃん!!」


栞奈の部屋のドアを開けると

ベッドに押し倒されてる栞奈と

栞奈を押し倒してる…和也。


「なっ…にしてるの!」


私は思いっきり和也を栞奈から引き離した。


幸い栞奈はまだ脱がされてもない。

ギリギリ…ってとこかな。


「いつまでこんなことしてんの!?」


栞奈は急いでベッドからおろした。


「チッ…美鈴かよ。

邪魔すんなよ。」


「……………何回目?」


「栞奈は初めて。

あいつもいい女になったしな。」


「最っ低。

あんたのやってること犯罪だからね。

わかってんの!?」


「だから?

俺を訴えようってか?

そんなことしたら

美鈴、テレビでいいネタにされるな。」


……………こいつ…。


「ま、俺は美鈴でもいいけどね。」


「は?」


「俺の相手。」


そういって今度は私を押し倒す。


「ちょ、やめてよ!」


「って言われてやめてたら

お前は俺とやってねーだろ。あほか。」


ほんっとむり。

こいつの頭の中はそれしかないのか!!