居場所をください。




と、いうわけで。


「ただいまーっ!」


朔也が来たところで

みんなを引き連れてきた。


「あら、美鈴。珍しい。

……………あれ、この人たち…。」


「藍子の友達。聞いてるでしょ?

中身は全然普通の高校生だし大丈夫だよ。」


「そう。

ところでどうしたの?突然。」


「藍子、宿題終わってないんでしょ?

この髪の毛赤くていかにもバカっぽいやつだけど

一高で私より頭いいから

ま、藍子の先生にどうかと思って。」


「あら、そう。

そういうことなら大歓迎。

みんな上がって。」


「お邪魔します。」


ということでみんなを施設にあげる。


「美鈴、今日和也もいるけど…。」


「……………大丈夫。

前に朔也…この人が一発殴ってるから。」


「えぇ!?」


「ママ驚きすぎ。

でも私、もう一人じゃないから。」


「そう。よかった。

お茶持ってくね。」


「うん、ありがと。

みんなこっちー。」


私はみんなを藍子の部屋へつれていく。