10分後ー
「えぇ!!なんで亜樹が美鈴ちゃんといるんだよ!」
倉庫につきました。
「別に。
こいつが俺んちに花買いに来ただけ。」
ふーん、ご飯は内緒か。
「花なんて持ってないじゃん!」
颯太はどこまでもうるさい。
「墓参り用の花だから
もう供えてから来たの。」
「へー。で、一緒に来たってことは
亜樹も一緒に墓に行ったんだ?」
「別にいいだろ。連れてきたんだから。」
「そういう問題じゃねーし!
俺も一緒にいきたかった!
美鈴ちゃんと出掛けたかったし!!」
「うるせーよ。黙れ。」
亜樹がそういうと颯太は黙った。
「ところで藍子はいないの?
あと朔也。」
ここにいたのは岳人と颯太と悠斗、
あとは知らない不良君たち。
いったいなんの集団なんだろう。
「藍子は宿題してなくて
外出禁止だと。
朔也はもうすぐ来る。」
岳人が答えた。
「……………ママ、宿題にはうるさいからね。
昔から…。」
「まぁしかたねーな。」
「誰か教えてあげればいいのに。
亜樹とか頭良さそうじゃん。」
「いや、入りにくいし。あそこ。」
……………なるほどね。


