居場所をください。




1周20分というものはあっという間だった。


「もう終わりかぁ。」


「結構あっという間だったな。」


「ね。また来ようね。」


「そうだな。

腹へったし帰るか。」


「うん、お腹すいた~。」


私たちは観覧車の前で写真を撮り

遊園地を後にした。


「はぁ、また明日から頑張れそう。

明日も休みだけど。」


「明日は何すんの?」


「外出禁止令出てるし

掃除とかかな。


あとはゆっくりブログ更新とか?」


「ふーん。ひまだな。」


「ほんとだよ。

高校生になってこんな日初めてだよ。」


「じゃあたまにはいいじゃん。」


「暇すぎて辛いけど。

夏音も遊べないし。

うち知らないし。」


ま、作詞でもしようかな。