居場所をください。




お風呂を出ると部屋はいつもと違う香り。


「今日なに?」


「ポトフ。」


「うわー、いいね。

ポトフだいすき。

一年中食べたい。」


「ま、座れよ。」


私は冷蔵庫から水を取り出し

ダイニングへ向かった。


椅子を引くと、そこには小さな長細い箱。



「なにこれ。」


私は箱を持ち上げた。


「プレゼント。」


「え、嘘!

私に?」


「当たり前だろ。」


「うそー…

ありがとう!すっごい嬉しい!」


とくになんにもない日だけど

こういうプレゼントもらえると本当に嬉しい。


安物でもなんでも。



「開けていい?」


「いいよ。」


私はポトフ放置で

まずは箱から開けた。