居場所をください。





仕事を終えた私は23時頃帰宅した。

つっかれた。


今日は貴也の方が早いか。

まぁもう23時だもんね。


「ただいま。」


「おかえり。遅かったな。」


「うん。最後遠かった~。

あ、新曲できたよ。」


「さんきゅ。」


ママにああ言われたから

詮索はもうしない。


今ここにいる貴也を信じると決めたんだ。


「遅くなるって長曽我部さんから聞いてたから

スープ作っといたけど。食う?」


「あ、食べたい。」


「温めとくし風呂でも入ってくれば。」


「え、冷めてるの?」


「冷めてるけど。」


じゃあ一体何時からここにいたんだろう。

今日は早かったのかな…。


「じゃあお風呂はいってくる。

ありがと。」


私は着替えを持ってお風呂へ向かった。



そういえば貴也も理想の結婚相手だよね。

仕事できて家事もできて。

子供好きなのかは不明だけど

まぁ親は大事にしてるしね。