それから1週間して 新曲の完成品が届いた。 「うん、やっぱいいね! この砂って人工?スッゴいきれい。」 「いや、天然。」 「へー、白くてきれい。 ちなみに今回は何枚ある?」 「3枚。」 3枚か。 貴也とママと夏音…だね。 「そういえば長曽我部さんは 私のCDって持ってる?」 「1枚も持ってねーよ。」 「うわ、なんか切ない。 聴いてよ。」 「発売までに飽きるくらい聴いてる。」 「そりゃそうだけど。」 冷たいな、全く。