「ほら、ついた。」 「ったく、勝手だな。」 「そんな遠くないし。」 「…ありがとな。」 それだけいって高橋は降りた。 「高橋。」 「あ?」 「誕生日おめでとう。」 「おう、さんきゅ。」 「じゃーね。夏音によろしく~。」 「お前も彼氏と仲良くな。」 「言われなくても。」 私たちは目を合わせて笑い、 別れた。 たまには高橋と二人で語るのも悪くないね。