で、俺らはマスターの店に来た。 「…貴也、食べないの?」 目の前でハヤシライスを食う美鈴。 俺はコーヒーのみだ。 「さっき食った。」 「なのに私誘ったの?」 ……………いいだろ別に。 会いたかったっつったろ。 いちいちそこ突っ込むな。 「ま、私も貴也といたかったから 全然いいけどね?」 かわいいこといってんなよ。 にやけそうなんだけど。くそ。 「……………さっさも食えよ。」 「さっきまで優しかったのに。」 「いつも優しいわ。」 「はいはい、そうですね。」 「なんだよ。」 「別にー?」