居場所をください。




「……………やっぱ泊まってけば?」


「え?でもお母さんいるし…。

一緒には寝れないよ。」


「たぶん美鈴なら大歓迎。

すげー気に入ってたし。」


結婚しろとまでいってたくらい。


「でもだめ。」


「……………わかったよ。

じゃあ明日朝来て。」


「朝?」


「美鈴の飯食いたい。」


「はは、わかったよ。

私明日8時迎えだから6時とかになっちゃうけど…。」


「それでいい。」


「わかった。

じゃあまた明日来るね。」


「さんきゅ。」


「じゃあ「待った。」


帰ろうとした美鈴の手を握り

引き寄せてキスをした。


「今日はいっぱいキスしてくれるね。」


なんだか今日の美鈴はすげー優しい。

出会った頃とは大違いだな。


「じゃあまた明日ね。」


「おう、布団ありがとな。」