居場所をください。




「もー、貴也も言ってよね。」


「美鈴なにも言わねーから

長曽我部さんが黙ってるんだと思って

言わねー方がいいかと思ったんだよ。」


…じゃあジャケ写も貴也と…。

なんかちょっと安心。


「美鈴と貴也。

指のサイズは?」


「はかったことない。」


「俺も。」


「だと思った。

じゃあこれ通して。」


そういって輪っかがたくさんついたものを渡してきた。


「それでサイズ図れるから。

ぴったりハマったら書いてある番号教えろ。」


「へー。じゃあ私から~。」


私はとりあえず入りそうなのからはめていった。


「んー、6。」


「了解。じゃあ貴也も。」


「はい。」


私は貴也にたくさんの輪っかを渡した。


「俺はー…16ですね。」


「了解。」


「ちょうと10違いだね。」


「そうだな。」


MVでも指輪使うって言ってたし

そのためかな。


貴也とペアリングか。

いいね。現実にならないかな。