居場所をください。




そしてやっとお昼だ。お腹すいた。


カランカラン…


「いらっしゃい。」


「ハヤシライス2つ。」


席に座る前

私になにを頼むのか聞く前に

貴也が私の分まで注文してくれた。


なんか…いいね。

わかってますね。


そしていつもの席に座る。


いつものお店でいつもの席でいつものご飯。


そして来るのはいつも貴也と。


幸せだ。


「ってか仕事じゃないのに

タクシー券くれるのね。」


「あぁ、学校の時はいつもくれるよ。

でも隼也はもらえねーみたいだし

人によるのかもな。」


「へぇ…。」


それはちょっと隼也が気の毒だね…。