「ううん… 何も予定無いよ…」
以前に連れて行ってもらった水族館が夏の間夜間営業しているからと、また夏に連れて行ってくれると約束をしたが、それは今年の夏と言う約束ではない。
直寿は今、来年度の準備が忙しいそうで旅行に行きたいなんてとてもじゃないけど言えない。
「そっかー…… クロリン忙しそうだもんね? でもさ稀美果達さデートなんてしてないでしょう? そんなんで欲求不満にならない? 私なんか彼氏とデートしたくて仕方無かったけどなぁ… あっでも稀美果の場合私と違って夜が有るから欲求不満にならないか?」
夜が有るからと言われて初めは碧が何を言っているのか分からなかったけど、碧のニヤニヤする顔を見てなんの事を言っているのか分かると顔が赤くなる。
碧はニヤと笑い毎晩なの?と聞いて来た。
「そっ、そういう事はまだ無いよ…」と言うと
碧は嘘!と言いたそうに口を開け丸くした目を瞬く。
「本当だよ。『今はまだ高校生としての本分である勉強に集中出来るようにって受験生だから』って、それに『一度求めたら抑えられなくなるから俺は我慢する』って言ってる。テスト週間なんて家事もしなくて良いからテストの事だけ考えてろって言ってたくらいなんだから」
前は直寿に求められない事が寂しくて不安で仕方なかったけど直寿の気持ちが分かってからは寂しさはあるけど不安は無くなった。
ちゃんと私を大切にしてくれてる事が分かるから。
黙っていては互いの気持ちは伝わらない事も有るって事や誤解を招く事も有ると判ってからは、ちゃんとお互いの気持ちを言葉にする様にしている。
「えっ? クロリン我慢してるんだ? 私の付き合った男達なんて『泊まりに来ないか?』って欲求不満丸出しだったけどなー。稀美果は勉強の事なんか心配無いのにね? まぁそれだけクロリンに愛されてるって事か?羨ましい。」
碧に羨ましいと言われ恥ずかしいやら嬉しいやらで頬が緩みそうになるのを堪えて「碧は?」と聞く。
「私も予定無い。彼氏と別れちゃったし、高校生になってまで親と旅行行きたくないしね… ハァー… つまんないなぁ」
以前に連れて行ってもらった水族館が夏の間夜間営業しているからと、また夏に連れて行ってくれると約束をしたが、それは今年の夏と言う約束ではない。
直寿は今、来年度の準備が忙しいそうで旅行に行きたいなんてとてもじゃないけど言えない。
「そっかー…… クロリン忙しそうだもんね? でもさ稀美果達さデートなんてしてないでしょう? そんなんで欲求不満にならない? 私なんか彼氏とデートしたくて仕方無かったけどなぁ… あっでも稀美果の場合私と違って夜が有るから欲求不満にならないか?」
夜が有るからと言われて初めは碧が何を言っているのか分からなかったけど、碧のニヤニヤする顔を見てなんの事を言っているのか分かると顔が赤くなる。
碧はニヤと笑い毎晩なの?と聞いて来た。
「そっ、そういう事はまだ無いよ…」と言うと
碧は嘘!と言いたそうに口を開け丸くした目を瞬く。
「本当だよ。『今はまだ高校生としての本分である勉強に集中出来るようにって受験生だから』って、それに『一度求めたら抑えられなくなるから俺は我慢する』って言ってる。テスト週間なんて家事もしなくて良いからテストの事だけ考えてろって言ってたくらいなんだから」
前は直寿に求められない事が寂しくて不安で仕方なかったけど直寿の気持ちが分かってからは寂しさはあるけど不安は無くなった。
ちゃんと私を大切にしてくれてる事が分かるから。
黙っていては互いの気持ちは伝わらない事も有るって事や誤解を招く事も有ると判ってからは、ちゃんとお互いの気持ちを言葉にする様にしている。
「えっ? クロリン我慢してるんだ? 私の付き合った男達なんて『泊まりに来ないか?』って欲求不満丸出しだったけどなー。稀美果は勉強の事なんか心配無いのにね? まぁそれだけクロリンに愛されてるって事か?羨ましい。」
碧に羨ましいと言われ恥ずかしいやら嬉しいやらで頬が緩みそうになるのを堪えて「碧は?」と聞く。
「私も予定無い。彼氏と別れちゃったし、高校生になってまで親と旅行行きたくないしね… ハァー… つまんないなぁ」

