結はその光景をしばらく見ていたが時間が経つにつれ現実に引き戻されていった。 「お、かあ・・・さ、ん?」 結は動かない足を無理やり引きづるように母の元へ向かった。 母の真下まで行くと、血のむせるような臭い、母の歪んだ顔、血の気のない肌。 その全てが結の頭では拒否していた。 理解ができなかった。 でも受け入れたくなくても、現実は現実。 母はピクリとも動かなかった。