もしかしたら戻ってくるかもしれないからと、女子はホテルに待機するよう拓君から言われたらしい。 別の友達から聞いた話しだが、 いつまで待っても戻ってこないあたしに 心配と不安からか、 志穂はずっとホテルの外でうろちょろしていたらしい。 そんな事本人からはみじんも感じさせない。 志穂らしいといえば志穂らしいけど… あたしが不安だった時間も、同じように不安にさせたんだなぁ。 と痛いほど痛感した。 「結香ちゃーん!!」 前方から息を切らして走ってくる勇樹君が見えた。