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「いっ!痛いです!由茉さん!」
「大翔…あんたねぇ、40過ぎたおじさんが何言ってんの!
我慢しなさい!」
あのパーティーを終えた私たちは、如月へと戻ってきた。
とにかく人が多い。
今の子達ですら100人はいる。
ここに全員は本当に狭い。
「まったく、なんでこんな殴られるかねぇ…」
「歳っすかね。」
「じゃあ年上の湊たちはどうなるのよ。」
「怪物です。」
「あ、大翔そんなこと言ってると、俺からパンチが飛ぶよー?」
哉斗は歳を取らない。見た目も、性格も。
そのテクニックを是非とも教えていただきたい。
「はい、終わり!」
「いっで!!最後の最後でいたいですよ!」
「それにしてもまぁよくこんな集まったね。」
「そりゃ湊が声かけりゃみんな来るだろ。」
「颯、美月は?」
「寝た。」
「…相変わらずだね。
みんな結婚して子供もいるのにいいの?夜に出てきて。」
「あー、俺離婚したんで。」
「俺もー。やっぱ拘束されんのはむいてないっすねー。」
……和真と大翔はほんっと自由人だね、とことん…
「まー大丈夫じゃないかもしれないけど」
「来ないとあとで怖いですからね。湊さんのが。」
雄と秀の言葉に、みんなが首を縦に振った。
「ま、後日湊に仕えられた俺がみんなを絞めに行くな。」
と哉斗が可愛く言った。
「……すごい縦社会…」
「由茉さんはわかってないっすねー。
こんなに上下関係がないのはこの代だけっすから!」
……これで?


