そして私たちはお化け屋敷に入った。 「うぅ…。」 真っ暗で不気味で私は湊に抱きつく力を強めた。 「由茉、大丈夫だよ。 みろよ、周り。 こいつらもいるんだから。」 「……………うん。」 なんか湊に言われたら安心した。 ………っていうかみんな余裕そうだね…。 和真たちでさえ平然とすたすた歩いている。 確かに怖くないかも。みんないるし。