「それにしても、大輝がいないと この部屋広くね?」 「うん、そうだねー。」 「やっぱ個室にすれば?」 「………それもいいかもね。」 「じゃあ手続きしてくるわ。」 「え、湊が?」 「……………俺も英語くらい喋れるわ。」 「あ、そうだよね。 ごめんごめん。」 「ばかにしてんなよ。」 湊は私の頭を小突いて 部屋を出ていった。