そんなことを言っていると
廊下が騒がしくなった。
「……………なんだ?」
「たぶんね、大輝が戻ってきたんだよ。
もう14時過ぎだもん。」
「へぇ、そういうことか。」
「大輝のとこ行かない?」
「行っていいのか?」
「面会はできないけどね。
でも廊下から見ることは出来るよ。
まだ意識はないだろうけど、
今日はまだ辛いだろうから
見に行っても辛いだろうから。」
「………へぇ、なるほどな。
じゃあ今日見るなら今がいいってことか。」
「うん、行こ。」
私たちはICUへ移動した。
私たちがついた頃はまだ大輝の周りに
二人の看護師さんがいた。
「……ちゃんと動いてるね。」
「そうだな。」
大輝の周りにある機械と
鼻につけられた酸素の管が
今生きていることを証明しているのだ。
「Yuma.」
そこへ、昔私の担当をしていた師長がきた。
「His condition is stable.
(彼の容態は安定してるわ。)」
「…Was good.(よかった…)」
とりあえずひと安心、だね。
「He can leave the hospital in remainder a half year if he goes with this condition.」
「So , it was good.」
「……………なんだって?」
「状態がいいから、問題なければ半年で退院できるって。
私も同じだったし、たぶん大丈夫。
ここまでくればほとんど退院できるし。」
「そうか、よかった。」
湊もひと安心したようで
私たちはしばらく大輝を見ていた。


