生きる。~番外編~





「……………カーテン開けていいか?」


「うん、いーよ。」


大輝はカーテンを開けて

また大輝の顔を見た。


「全然眠れねー。」


「じゃあトランプでもする?」


「はぁ?トランプ?

持ってんの?」


「うん、あるよ。

はい。」


「うわ、本当に出てきた。」


「これねぇ、私と湊が入籍した日に

後輩君からもらったの。

一人、すっごいババ抜き弱い子がいてさ

私たちはいつもババ抜きしてたの。

それがすっごい楽しくて、元気が出たの。

あの頃は私たちの青春だったな~。」


「へー、どんな青春?」


「めちゃくちゃだった。

いつも突っ走ってた。

学校でガヤガヤして、ラーメン食べて、

放課後もガヤガヤして、

湊に送ってもらって……………

毎日楽しくて仕方なかったな。」


「写真とかねーの?」


「はは、ないや。さすがに。

大輝が日本に戻ってきたら見せてあげる。」


「約束な。」


「うん。

だから絶対生きてね。」


「おう。」