結局朝ごはんのあとは検査で
お昼まで病室には戻れなかった。
「つっかれたー。」
「お疲れ。」
「やっとご飯だ。」
私はベッドに戻り、ご飯を食べた。
「失礼致します。」
その時片桐さんが来た。
「そっか、もう面会時間なのか。」
「はい。」
「でも何にも用ないし、休んでていいのに。」
「いえ、ですが今日は「よう、由茉。」
「……え!湊!なんで!?」
なぜか湊までいた。
「……………ここアメリカだよね?」
「はい、アメリカ合衆国です。」
「どうして……………」
「由茉が個室拒否ったから。
俺が直接見張ろうかと思った。」
「だって仕事は?」
「雄にここでもできるように頼んだ。」
「もー、なにそれ。
だってここ寝泊まりできないよ?」
「片桐のマンションに泊まる。」
「でも湊一人で来たの?」
「そうだけど。」
「英語、大丈夫だった?」
「まぁゆっくりなら聞き取れるしな。」
「そっか。
でもやっぱり来てくれて嬉しいや。」


