「いってらっしゃいませ。」
私たち6人は車で、
雄たち4人はバイクで遊園地まできた。
「おい、こっち。」
湊に連れられてきたのはゲストルーム。
「湊様、由茉様、ようこそおいでくださいました。」
……………そういうことね。
「6人分の招待券あるんだけど、
今日10人できたからこいつらにもVIPを。」
「かしこまりました。」
そういって私たち10人の腕にバンドがつけられた。
「なにこれ。」
「俺らはVIP。これで待ち時間もねーし
飲食も自由だから。」
へー…さすがですね…。
「湊さん、俺らの分までありがとうございます。」
秀が言った。
「お前らだけ払わせるわけにはいかねーしな。
じゃ、行くか。」
私たちは中へ入った。


