来たのはなぜかまた如月溜まり場。
「一輝さんにも許可もらったし、
大和さんには一輝さん経由で連絡したから。」
「大和さん?」
「片桐大和。」
「片桐さんか。」
「とりあえず入ろう。」
私は爽と中へ入った。
「「「誕生日と結婚おめでとうございます!」」」
……………すごい人数だね…。
「ありがと、みんな。
誕生日だったのすっかり忘れてたよー。」
「由茉ちゃん、こっち!」
私は哉斗に呼ばれて奥へ向かった。
久しぶりに会った人も多くいる。
ひとつだけ用意された椅子に座り
みんなが私の方を見ていた。
「本当はここに湊も来るんだけど
湊が来る前にどうしてもやりたいって
哉斗がうるさくてなー。
で、由茉だけつれてきた。」
「やりたいって何を?」
「告白大会。」
「告白大会ー?」
なんだ、その学生のノリは。


