「おかえりなさい。」
「お邪魔してます。」
私と湊はすかさず立ちたがり、言った。
「湊くん、久しぶりだね。」
「お久しぶりです。
以前はすみませんでした。」
「いや、こっちこそ悪かったよ。
なにも言えなくて。
……………そちらの方は…」
「美波とはアメリカの病院で一緒でした
三浦由茉です。」
「あぁ、君が……
写真で見るより大人の女性になっていたから
わからなかったよ。」
「生前、美波にはたくさんお世話になりました。」
「こちらこそ、美波と仲良くしてくれてありがとう。」
美波はお父さん似だね。
そっくりだ。
「それで、報告って?
私たちも聞いていい?」
おばさんが座りながら言ったので
私たちもまた座った。
「俺たち、入籍しました。」
「え!おめでとう!
美波も絶対喜んでるわよ!」
「私も橘由茉になりました。」
さっきは三浦って名乗ったけどね。


