「由茉、先にいいよ。」
「いいの?」
「前は俺が先だったからな。」
「よく覚えてるね。
じゃあお先に。」
私は仏壇の前に座り
美波の顔を見てから線香を立てた。
美波……………
ついに私たち入籍しました。
湊はもう一人にしないよ。
美波、湊の昔の記憶
引っ張り出してくれてありがとね。
「よし。」
「もういいのか?」
「うん!
湊もどーぞ。」
「おう。」
湊は私と入れ替わり、仏壇の前に座った。
「はい、お茶どうぞ。」
「あ、おばさんありがとう。
いただきます。」
「で、今日はどうしたの?」
「美波にご報告に。」
「ただいま。」
私がおばさんにそう言ったタイミングで
おじさんが帰ってきたのだ。


