湊はゆっくり立ち上がり、 私に微笑んだ。 「……湊、ごめんね。」 「は?なにが?」 「痛いんでしょ?」 「……なんだ、バレてたのか。」 湊の顔は綺麗なまま。 だけど見えないところに たくさんアザがあるんだろうな…。 「でも、これくらいで由茉もらえるなら 別にいいよ。」 「……ありがとう。」 「行くぞ?」 「うん!」 私は湊の腕をとり ゆっくりゆっくり歩いて車へ向かった。 「出せ。」 「はい。」