「ねぇ、由茉ちゃんに会ってきてもいい?」
「うん、いーよ。
由茉の前では笑顔でな。」
「うん!もちろん!」
……………そうだ。
俺は一輝さんと約束したんだ。
由茉を笑顔にするのは俺の役目なんだ。
「由茉ちゃん!」
「あ、湊くん!」
「へへ、もう平気?」
「うん!もう大丈夫だよ。
でもケーキ食べられなかったぁ。」
「あとで食べようよ!
みんなまだ食べてないもん!
由茉ちゃん、一緒に食べようね!」
「うん!
……………由茉、もうすぐ死んじゃうのかな。」
「大丈夫!僕が由茉ちゃんを守るよ。
いなくなったりしないよ。」
「本当?」
「うん!由茉ちゃんは絶対いなくならない!
だってね、もし由茉ちゃんが死んじゃっても
由茉ちゃんはずっと僕の心の中にいるよ。」
「湊くんの心の中?」
「うん!
だからね、大丈夫。
由茉ちゃんはいなくなったりしない。
……………僕、由茉ちゃんに心臓あげることはできないけど
でも、あげられるものならいっぱいあげるよ!
雨が降ってたら傘をあげるし、
晴れてて暑かったらうちわとか扇風機で風をあげるし
暗くて怖かったら明るくしてあげるし
寂しくて泣いちゃったら僕がずっとそばにいる。
だからね、怖くないよ。
由茉ちゃんが笑えば僕も笑うし、
由茉ちゃんが泣いちゃったら僕がそばにいる。
ずっとずっと由茉ちゃんのそばにいるんだ!
だから、もうそんな不安そうな顔しないで。」
「湊くん……ありがとう!
由茉、湊くん大好き!」
「僕も由茉ちゃんだいすき!」


