「……いってー……
でも俺、一輝さんと会ったとき
彼女いましたよ。
……………まぁいたって言っていいのか
すげー微妙ですけど。」
「運命っつーのは恋人だけじゃねーだろ。
親とか友達とかそういうの全てがそうだろ。
一輝さんはお前に賭けたくなったんだろ。
由茉さんの人生を。
信じたくなったから、わざわざヒント出しまくってまで
約束を果たせようとしてんじゃねーの。」
「……やっぱ、似合わないっすね。」
「俺帰ろっかな。」
「嘘です。車乗せてください。」
「ったく、わかったら
さっさと飯食い終えて約束を思い出せ。」
「……………はい。」
約束、か。
でも全然思い出せない。
昔の由茉のことも一輝さんのことも。


