生きる。~番外編~




結局、誠一さんに飯を買ってきてもらうことにした俺は

如月に残って由茉との約束のことを考えていた。


ガキの頃の約束か……。

いつの話だ?

記憶にないってことは相当前だよな。

なんで由茉は覚えてんだ?

それに覚えていたにしては……

いや、途中で気づいたのか、思い出したってとこか。

じゃなきゃ俺らの親が仲良かったことを知らなかったとか

高校で再会したときのあのびびり方はおかしいし。



雄のことは覚えてて俺のことは忘れてた、

ってことは雄よりもっと前。

かなり小さい頃だよな。


あー、思い出せ俺。

なんの約束をしてたんだ?


「湊さん、お待たせしました!」


今さらになって来た和真と大翔。


「もうおせーし。

ってかさっさと帰れよ。」


「湊さんは帰らないんですか?」


「俺は情けねーことにまだ動けねーから。」


「まじっすか!今からみんなで鬼ごっこしますよ!」


「だから俺は走りたくても走れねーっつーの!」


……………走りたくても……

あれ、これどっかで………


「大丈夫ですよ!

湊さんなら!」


「無責任なこと言ってんなって。」


なんだ……すっげーモヤモヤする。

思い出せ、俺。


どっかで誰かに……