「さてと、じゃあ爽たちは帰れ。
お前らいたらバレるからな。」
「はい、わかりました。」
爽たち4人はさっさと帰っていった。
「和真たちは?」
「和真たちはどっちでも。
どうせ知らねーだろ。」
「あ、そっか。」
「由茉も行け。」
「うん。
片桐さん、行きます。」
「かしこまりました。」
私たちは次の目的地へと移動することにした。
「湊、大丈夫かな…」
「大丈夫ですよ。
湊様なら。」
新井さんが言った。
「一輝さんの本気も
湊の本気も初めて見ました。」
新井さんはいつもの調子で喋った。
「でも、あれ勝ちではないよね?」
「勝負をつけるなら負けでしょう。」
「それでもいいの?」
「一輝さんに1発殴っただけでもすごいことです。
俺らからしたらありえないことですよ。」
「そっかぁ…」
「本当に強くなりました。」
……………いつの間に、そんな強くなったのかな。
毎日仕事なのに。
「ちなみに片桐さんと新井さんは
どっちの方が強いの?」
「私の方が技術は上です。」
そう答えたのは片桐さん。
「え、そうなんだ?」
「片桐さんは湊様より強いですよ。」
「えぇ!そうなの!?」
「でなければ、由茉様に仕えることはできません。」
すごいんだなぁ…。
片桐さんっていったい何者なの…。
「到着いたしました。」
「あ、ありがと。」
「私は如月に戻ります。」
私と片桐さんが車から降りると
新井さんはそういって戻っていった。
「参りましょう。」
私は片桐さんと向かった。


