生きる。~番外編~




それから私たちは話を戻したんだけど……………


「でも日程が定まらないとなー。」


「湊いつ帰ってくるんだよー。」


湊がいつ日本に戻ってくるかわからないから

みんななんだかぐだぐだなんです。


「さてと、私はそろそろ帰ろっかな。」


「えー、由茉ちゃん帰っちゃうのー?」


「洗濯物入れなきゃ。」


「そんなの、誠一さんに頼みなよー。」


「新井さんは私の執事じゃないもん。

鍵だって持ってないし。

それにそんなこと頼めません。

新井さん、帰ろ。」


「かしこまりました。

じゃーな、お前ら。」


「お疲れさまです。」


話が進まないし、私は颯の家を出た。


「新井さんはなんで湊んちで働いてるの?」


「……湊が俺のところに頼みに来たんです。

俺には守らなきゃいけないやつがいるから

俺んちに来ないか?って。

俺はその時高卒で社会人として働いていました。

20歳の時に湊んちで働き始め、鍛えられました。

その頃は湊、まだ俺より弱かったのに

今年の春にやりあった時は湊の勝ちでした。」


「え、そんなことがあったの?」


「湊は約束は忘れてても

由茉様を守りたいという意識は強くなったみたいですよ。

まさか俺までも越えるとは思ってもみませんでしたけど。」


「新井さん、そんな強かったんですねぇ…」


「俺は晴輝よりも強いですよ。」


「晴輝が強いのかもよくわからない。」