生きる。~番外編~




数日後ー


私は美幸さんから連絡が来て

二人で会うことになりました。


「ごめんね、お待たせ。」


私が片桐さんと待ち合わせ場所につくと

美幸さんはすでにいた。


「ううん、ごめんね、呼び出して。

あの、そちらの方は?」


「あぁ…えーと、付き人みたいな…。」


「へぇ…。」


「ごめんね、私が一人で出掛けること出来なくて。」


「もしかしてお嬢様…?」


「私?私は全然。

それより話あるんじゃなかった?」


「あぁ、うん。

この前ツリー飾り付けたでしょ?

あの時いた人たちは哉斗くんの友達?」


「あー、まぁそんなとこ。」


「哉斗くんに敬語だったのは?」


「………年上だから?」


「へぇ、そっか。

だから由茉ちゃんにも湊さんにも…。」


「うん、まーそんなとこ。

それだけ?」


「あ、うん…。

というかあんまり哉斗くんっぽくないなって。」


「え?」


「哉斗くんの友達って感じしないっていうか…。

こういう人たちと付き合うんだーって。」


「嫌?」


「ううん、そういうわけじゃないよ。

でもなんか意外で。」


「ふふ、そっか。

あのね、哉斗の友達

湊の他にあと3人いるんだけど

その内2人の彼女も驚いてたの。

こういう人なんだって。


みんなやっぱり一緒なんだね。

みんな大人になったから

やっぱ意外なのかなぁ。」