「由茉、何言ったんだよ。」 「あはは、哉斗が私たちは高校卒業で婚約した って言ったら、高校生でその指輪!? って驚いてたの。だから 借金してまで買ったんだよって言ったの。 全然疑わないんだもん。本当に素直。」 「ったく。哉斗みたいなことしてんなよ。」 「ごめんなさい。」 でも嘘は言ってないもん。 「言ってることと思ってることがちげーな。」 ……………。 「一輝みたいなこと言わないでよ!」 「はいはい、帰るぞ。」 「もう。」