生きる。~番外編~




「ソースは市販のでもいいけど

今日は手作りね。

颯はこれとこれとこれ入れて。

これとこれが大2、これが大1ね。

この味、颯好きだよ。」


颯のは美月にお願いして

私は湊の分のソースを作った。


「………すごいね、由茉。

ちゃんと覚えてて。」


「私は高校生の頃から作ってるから。

覚えちゃうよ、自然とね。

普段は市販でもさ、たまに手作りにするだけで

懐かしく感じるよ!絶対ね。

ただこれ私の味だから、美月も颯が好きな味を

見つけてあげた方がいいよ!」


「うん…。自信ないけど。」


「えーと、焼いてる間にあとスープね!

出汁は冷凍してあるからこれ解凍するだけ~。

今日は簡単にわかめスープね。

わかめ突っ込むだけ。これで2品。

今日は温野菜もあるから、これでよし。

そろそろハンバーグ焼けるから

とりあえずスムージー作ります!

これは別に要らないけどね。

湊野菜嫌いだから我が家には必須なんだー。」


私は野菜とかフルーツ入れて

はちみつも入れてスムージーを作った。


「よし、ハンバーグも焼けたし、

盛り付けるだけね!

美月盛り付けといて?」


「あ、はい。」


「湊~先これね。」


「さんきゅ。」


湊は嫌いな野菜もスムージーにするだけで

すんなり飲んでくれる。