さて………
「哉斗、片付けるから手伝って?」
「うん、いーよ!」
「司くんもお願いしていい?」
「はーい!」
「司って家事できんの?」
「できねーけど。」
「なら俺と由茉ちゃんでやるから司は運ぶだけでいーよ。」
「えー!仲間外れかよ!」
「できないやついても邪魔なだけ!」
「まぁまぁ…。
司くんは運んだら机の上、拭いておいてよ。」
「わかった!!」
「由茉ちゃん、デザートある?」
「あるよ。
お酒もあるしどっちがいい?」
「やったね!
両方でお願い!」
「ふふ、わかった。
哉斗は司くんとだけどね。ボトル。
好み似てるしいいかなって。」
「えー、俺あいつと似てる~?」
「味の好みは全く一緒だよ?」
「由茉ちゃーん!」
そう言って飛び付いてくるのは司くん。
「わぁっ…」
"ゴォン"
「いってー!なにすんだよ!」
湊が殴ったのだ。
「てめーこそ人の女になにしてんだよ。」
「片付け手伝ったんだからいいだろ!」
「意味わかんねーよ。」
……………ほっとこう。


