「あなた、名前は?」
「…………風間です。」
「風間さん、暴走族は負け組って撤回してくれます?」
「……………は?」
「あなたにとっての負け組ってなんですか?
いいとこに就職しないことですか?
社会の負け組ですか?」
「そうだよ。本当のことだろ。」
「そうですか。ならやっぱり撤回してください。
私の父は如月の初代総長ですけど社長をしています。
ここにいる新井さんだって、元暴走族です。
そして私の婚約者も……………
元総長ですけど大手企業の次期社長です。
そんなことで、人をバカにしないでください。
和真だって、本当はすっごく優しい人です。
あなたみたいに、人をバカにしたりしません。
……………その封筒………就職ですか?」
「……………それがなにか?」
「あなたみたいな人が………。」
彼の持っている封筒は
橘グループの建築会社だった。


