……………つまらない。

眠い…。


「由茉ちゃん、眠そうだね。」

そういうのは哉斗。


「ふふ、ちょっと眠い。」


「寝てきたら?」


「ううん、平気。ありがと。」


私の肩に回された湊の手は

全く私を離そうとはしていないから。


「爽、コーヒーいれて。」


「俺かよ。」


「ふふ、そう言いながらやってくれるでしょ?」


「はいはい、お姫様。」


そんな呼び方も久しぶりだ~。


「爽たちも由茉さんと仲良いんだね。」


そう言ったのは鮫島さん


「俺らの母親みたいな感じ。」


答えたのは颯。


「それ喜んでいいの?」


私が颯に聞くと


「俺ら由茉ちゃんいないとなんにもできないから!」


と哉斗が答えた。


「はい、由茉。コーヒー。」


「ありがと。」


私は爽からコーヒーを受け取り飲んだ。