そのあと私は後片付けをしていると

10人が楽しそうに話していた。


仲良かったんだなー。


……………それにしても汚い。

そして臭い。


私は換気をして掃除を始めた。


「……………由茉、なにしてんの。」


爽が呆れたように聞いてきた。


「なにって掃除。」


「あとでよくない?」


「落ち着かないもん。

爽は話してなよ。」


「そういや片桐さん、喜んでくれた?」


「あ、うん!

毎日つけてくれてるよ。」


「そ、よかったね。」


「爽は仕事どう?」


「相変わらず客の争奪戦。」


「ふふ、頑張ってね!」


「おう、また買いに来て。」


「またなにかあればね。」


「由茉は無駄遣いしないもんな。」


「そう?

この前のバッグは贅沢だったけどね。」


「でも長持ちするし。」


「まぁそうだけど。」