「あーなんか腹減った。
由茉、なんかつくって。」
「純…由美さんはいいの?」
「由美は実家帰省中~。」
「そういや颯は美月いいわけ?」
「もしかして颯は美月といたの?
ごめんね、そんなときに。」
「いや、美月は由茉のことなら許してくれるし。
さっき連絡いれたし多分もう寝てる。」
「……………それもどうなの…。
美月らしいけどさ…。」
「俺も由茉ちゃんのご飯食べたい~!」
「仕方ないなぁ…。
……………鮫島さんたちはどうしますか?
よかったらなにか作りますよ。」
「……………いいの?」
「もちろん。」
「ありがとう。」
「由茉は本当に優しいよな。」
「ふふ、そんなことないよ。
さて、中はいろ。」
私はエントランスを開けてみんなで中へ入った。


