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思いきって飛び出してきちゃった…。

湊、心配してるかなぁ…。


ま、私の居場所なんてすぐわかるか。


私はあれからタクシーを拾って海に来た。

美波を思い出したかった。


「美波…私、生きててよかったのかな。」


まだ…たまに不安になるよ。

私、生きててよかったのかなって。



私はしばらく海を眺めていた。



……………ん?


一時間ほどたって

聞き覚えのあるバイクの音が近づいてきた。


そして、そのバイクの音は止まった。


「……………爽か。」


「悪いな、湊じゃなくて。

湊、すげー探してるけど。

ケンカ?」


「ううん、違うよ。

今日クラス会行った?」


「俺は仕事だった。」


「そっか。

クラスの子達が家にいて……

美波の話になってさ

家にいたくなかったの。」


「……………また

生きてるのが不安になったんだ?」


「ふふ、爽にはバレバレだよね。

まーそんなとこ。」