「なんで俺だけこれなの!

しかも包みすらないし!!」


「俺がいねーとこで由茉に抱きついてたそうだな。

しかも付き合ってるって噂まであったんだって?」


湊が笑顔で言ったけど…ちょっと怖い。


「はぁ!?それで俺これなわけ!?」


「買ってきてやっただけありがたく思え。」


「哉斗、なんだかんだ湊は哉斗のこと

好きだから許してあげて。」


「嬉しくねー!!」


「じゃあ返せ。」


「いや、もらうけど!」


ふふ、なんだかんだ仲良しだよね。



「でね、これみんなとお揃い~。」


私はブタのキーホルダーを出した。


「哉斗のブタじゃん。」


颯が笑いながら言った。


「私たち6人のお揃い~。」


「あぁ、だから愛奈たちは呼ばなかったわけね。」


「はい。

如月幹部の証ってことで!」


と私が笑顔でいうと


「ならこのブタもかわいく見えるわ!」


と哉斗が言った。