10年前の約束。



そして放課後ー


結局優希は一度も教室に来なかった。

そんなんでも頭いいのが羨ましい。

勉強も教えてくれないかなー。


そんなことを考えつつ、音楽室へ向かった。


「優希~。」


音楽室につくと優希は寝ていた。

初めて見る優希の寝顔は少し幼くて

なんだか懐かしい顔をしていて

私の胸が高鳴った。



……………どうした、私の心臓。

落ち着け、落ち着け…。


初めて感じる動悸に戸惑いを隠せない。


「優希!優希!」


こうなったら起こすしかない!!


「おーきーてー!」


「……………ん…」


「あ、起きた?」


「んー……凛音か…。」


「もう放課後だよ?」


「あぁ…、行くか~。」

そう言って伸びをした。