私たちはそれからしばらくお喋りをした。
ライバルも、戦い終われば良き友に。
まさにその通りだった。
着替えを終えた私たちは一緒に外へ出た。
「凛音。」
話しかけられ、振り向くとそこには玲音と大貴くん。
「お疲れ。おめでと。」
「うん、ありがと。」
「じゃあ結城さん、またいつかどこかで。」
「はい、金子さんも留学頑張ってくださいね。」
「ありがと。」
金子さんはそう言って去っていった。
「優勝した子じゃん。
仲良くなったの?」
「あ、うん。まーね。
私のピアノ好きっていってくれたの。」
「そっか、よかったな。」


