それから昼休みもピアノを弾くようになり、

私たちは常に一緒にいるようになった。


「もう俺がやることもねーな。」


そして、本番はもう明日なのだ。


「…………なんか、寂しいね。」


「どうせまた一緒にやるんだろ?」


「うん!お願いします!」


「それよりさ、明日例のやつに返事するんだろ?」


「あー、うん。そうだね。」


「それ終わったら音楽室来いよ。

暗くなる前に来いよ。」


「なんで?」


「話ある。」


ドキッ


「話?」


って…なんか告白みたいじゃないか。


「必ず来いよ。」


「うん、わかった。」