十夜や貴兄みたいな立派な総長にならなくてもいい。



あたしらしく、失敗を繰り返しながらでもいいから前へと突き進んでいけばいいんだ。



何もこわい事なんてない。
不安に思う必要なんてない。



だってあたしには大好きな人がいるから。


大好きな兄弟達がいるから。



共に歩んでくれる仲間達がいるから。





「お待たせー!!」




それでも何か不安になる事があったら、今日という最高の日を思い出そう。



皆が“次期総長”に任命してくれた今日という日を。





「次期総長凛音ちゃん、只今参上!!」






──皆を護ると決意した、この最高で幸せな一日を。







【 Ri.Night Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.IV.Ⅴ 全巻完結 】



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