Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】


やっと言ってる意味が理解出来たあたしは、目を真ん丸にして皆の顔を見た。



「鳳皇の次期総長って……」



あたしが?


言葉にならない問い掛けに皆が小さく頷いてくれるけど、それでもイマイチピンとこなくて。



「次の総長って陽じゃないの?」



助けを求める様に十夜にそう問い掛けた。



十夜の次の総長は陽がなるんだと思ってたから信じられない。だってあたし、女だし。

何より、女は総長になれないんじゃないの?


確か、前に誕生日会の時壱さんが言ってた気がする。


鳳皇は“雄の皇”っていう意味で、“凰”っていう字を“皇”に変えたのは暴走族は男が入るものだからって。うん。確かにそう言ってた。




「あ、あたし、女だから無理だよ。総長になんて──」

「じゃあ“リン”だったらいいのか?」

「え?」


リン?


「リンなら“男”だろ?」

「……っ」



意味深な笑みを浮かべながらそう言った煌に言葉が詰まった。


煌の言う通り確かに“リン”は男だけど……でも、所詮それは偽りの姿で、リンの中身が“女”であることに変わりはない。